コラム

自動車事故における種類

2022.12.24

自動車事故における種類

交通事故は、物損事故と人身事故の2種類に分類されます。

物損事故とは…

自動車や施設、設備などの財産に対して損害を与えられた事故です。駐車場を出るときにちょっとバンパーを擦ってしまった軽いものから、踏切に進入して電車と接触したような重大な事例まで種類や内容はさまざまです。

人身事故とは…

事故により人身傷害が発生した事故です。人が死亡してしまうような重大な事故を始め、むちうち、捻挫、骨折をしたなどさまざまなケースがあります。人身事故は警察が介入し「刑事事件」として扱われ、加害者は刑事責任を負うことになります。弁償すれば済む物損事故とは違い、人の命が関わってくるため、重大な事故となってしまいます。

 

自賠責保険は、自動車による交通事故で損害が発生した場合、その損害額を補償する保険です。

すなわち「人身事故による損害のみ補償する制度」です。

補償対象となるのは人身事故に限られており、物損事故は対象外です基本的には対象外です。

ですが、病院で医師の診察を受けて「診断書」を警察に提出した場合「人身事故」扱いになり、診断書を提出しなければ「物件事故」(物損事故)となります。

物損事故の届出のまま、つまり交通事故証明書では物件事故となっているのに、怪我の治療や賠償を受けることもできます。

しかし、このまま治療を受けていると治療期間が短めに打ち切られてしまったり、後遺症の認定が下りなくなるケースがありますので、事故後数日経過してから痛みが出た場合は物損事故から人身事故への切り替えを行った方が安心して治療を受けれることが考えられます。

怪我を負ってしまった場合は必ず、人身事故として処理をしましょう。

 

お知らせ一覧に戻る

ページトップへ